日々リハビリに勤めている
作業療法士や理学療法士
または介護士や看護師の皆さんは

やる気のない患者
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にモヤモヤしたり
何とかやる気を出させたいという経験をした事が少なからずあると思います

特に精神疾患を患っている患者に対してやる気を出してリハビリや
日常生活を行うきっかけを作るのは難しいと感じる方は多いでしょう


もちろん患者さんの症状や病期によって差はあるので一概に
全員に効果があるとは言い切れませんが
筆者の経験を踏まえ
やる気の低い患者にやる気を出すきっかけ作りを紹介したいと思います

まず長期入院に至っている患者の多くは受け身の姿勢でいることが圧倒的に多いです
なかには「何もしないで上げ膳下げ膳の生活で満喫している」と話す患者もいました
そんな患者もあることをきっかけに継続して作業療法に参加するようになりました


そんなやる気の無い患者にやる気を出した方法とは・・・



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お菓子で釣る です・・・

冗談ではなくこれがきっかけになりました


やる気の無い患者さんにどれだけリハビリの必要性を伝えても
「生活で困っていることなんてない」 現実検討不足
「やろうと思えば何でもできる」 自身の過大評価
「何かやろうとすると調子が・・・幻聴が・・・」 都合の良い幻聴の出現

など何かと理由をつけて活動への第一歩が踏み出せない患者が多く
一度参加すれば何とか繋げられるのにと感じていました

そこで
「作業療法に参加したらお茶菓子出しますよ」と話したところ
ついさっきまで不調だった患者もケロッと
「なら行きます」と参加したのです

このように
何か物や報酬で釣ってやる気を出すことを

外発的動機付け と言います
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皆さん感じていると思いますが
この外発的動機付けだけではその場は良くても
継続して何かしらの報酬がない限りやる気は維持されません
まさにもろ刃の剣な作戦です

この外発的動機付け (お菓子作戦)
を導入する際に気を付けなければいけないのが


アンダーマイニング効果 です

アンダーマイニング効果とは

例えば

日頃ボランティアに意欲的に参加していたスタッフに対して
金銭を支払うと
そのスタッフは次回以降無償でのボランティアへの意欲が下がる 

という事です


外発的動機付けだけでは目的がお菓子になってしまい作業療法の本来の治療目的とは変わってしまいます

では、せっかくお菓子を餌に作業療法に足をのばしたやる気の無い患者に
どうすれば継続して意欲的に参加するようになったのでしょうか

次回は外発的動機付けからアンダーマイニング効果への対策からやる気を出した手法を紹介していきたいと思います


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